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寛容な心と手先の器用さが求められる小児科
子どもを相手に活躍できる「小児科」で働きたいと思っている転職希望の看護師もいるでしょう。小児科の看護師の仕事内容は少し特殊ですので、自分が小児科の看護師の適性を持っているかをチェックして検討してみましょう。
手先の器用さが求められます
小児科は子どもが患者になります。大人の患者を相手にするのとは様々な面で違いがあり、使用する医療器具の違いも大きいです。子どもの身体は大人に比べると小さいので、医療器具の大きさも小さくなります。例えば採血をしたり点滴をする時に、子どもの細い血管に針を入れるのは、かなりの腕前がないと難しいでしょう。新人看護師が小児科に配属されると苦戦する部分です。元々の手先の器用さがある人が、小児科の医療器具を扱うのに向いていると言われています。採血用の針や点滴用の針だけでなく、小児科で使用する医療器具は全てが小さいため、慣れるまで時間が掛かりますし、高いスキルが求められることを知っておきましょう。
優しい性格の人が向いています
小児科を訪れる子どもは、自分の容態について、大人のように的確に伝えることができません。看護師は子どもの様子を見て話しを聞いて、総合的に子どもがなぜ苦しんでいるか、泣いているかなどを判断できる能力が必要になります。投薬をされる時や注射をされる時に怖くて泣きだす子どももたくさんいます。そんな時に優しく寄り添い、子どもが落ち着くまで面倒を見る忍耐強さが必要になります。子ども相手ですから予定の診療時間をオーバーしてしまうこともあるでしょう。そんな時もイライラせずに仕事を続けられる、優しい性格の持ち主が小児科の看護師に向いているでしょう。
コミュニケーション能力が長けている人が向いています
自分の病状を伝えることができない子どもから、正確な状態を理解するためにはコミュニケーション能力が必要になります。また子どもが話をしたいと思えるような気の引き方ができる看護師が有利と言えます。さらに子どもの病気について、保護者に適切な情報を伝える必要があります。保護者との意思の疎通は必要不可欠です。子どもがどのような病気になっていて、どのような処置が必要か、そしてどのような薬をどうして飲む必要があるのかなど説明するためにはコミュニケーション能力の高さが必要になります。保護者にきちんと情報が伝わっていないとトラブルになり、クレームを付けられて病院の評判が落ちてしまうこともあるでしょう。また子どもが接しやすいように人気のマンガやアニメのキャラクターがプリントされたエプロンを着たり、子どもが退屈しそうになったら絵を描いてあげるなど、言葉だけでないコミュニケーション能力も必要になります。