診療科目別に適性チェック！「精神科」

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優しい性格が求められます

精神科を訪れる人は、心の病を持っている人です。日常生活で悲しいことがあったり、厳しい毎日を送ってきた人です。できれば精神科のお世話になりたくなかったけれど、普通に生活をするのには限界を迎えてしまい、ようやく精神科を訪れたという人が多いのも特徴です。いわば追いつめられた患者の相手をするのが精神科の看護師ということになります。人間に対して警戒心が強い患者を相手にするわけですから、優しい性格の持ち主が求められます。人に対して関心が薄く、機械的に作業をこなすだけのような人は、精神科の看護師には向いていません。患者と向き合い、心のケアをしたいと思えるような優しい性格の人はぜひ精神科の門をたたいてほしいと思います。

冷静な性格の人が向いています

精神科の看護師には優しい性格が求められますが、優しいだけでは務まりません。患者は看護師のことをよく見ています。優しいだけで芯の弱いタイプの看護師は、患者に利用されてしまうことがあります。薬を過剰に欲しがる患者や自由を与えてもらうために頼みごとをする患者がいますが、そんな時に優しいだけの看護師が狙われてしまいます。断りきれずに了承してしまうと病院内の秩序が乱れてパニック状態になってしまうこともあります。ダメな物はダメだとハッキリ言える、冷静な性格も同時に求められます。優しさと冷静さが同居しているタイプの人は、精神科の看護師にぴったりです。

聞き上手が向いています

精神科の看護師は、患者と向き合うことが好きでないと務まりません。患者の心のケアは、投薬と会話が基本になるからです。自分の内面を医師に話しにくい時に患者は身近な看護師に話したいと思います。そのような気配を察して話し相手になれるような人が精神科の看護師にぴったりです。しかもそのことを心から楽しめるような人がよいでしょう。さらに自分が話をするのではなく、患者の話を聞いてあげられる「聞き上手」な人が向いています。いつの間にか自分の心の中のことをさらけ出してスッキリしてしまうような聞き上手な看護師は、患者に人気になるでしょう。

完璧主義でない人が向いています

精神科の患者は、他の診療科目の患者のように直線を描くように回復していくわけではありません。良くなったと思ったら、また急に精神状態が悪化をしたり、山あり谷ありを繰り返しながら回復に向かいます。患者の病気が再発する時に、イライラしたり落ち込んだりするような完璧主義のタイプの人は精神科の看護師に向いていないと言えます。少し鈍感に、おおらかに患者に接することができるタイプの人が向いているでしょう。